JUDAS PRIEST - RAM IT DOWN (LIVE)
貴重な 『RAM IT DOWN』のブートレッグライブ映像から。
この頃の、ロブはキレッキレですね。
自分でもあり余る喉のパワーをどのようにいかしたらいいのか?
って感じで。
ブートレッグですから修正もないので、
生々しいライブのありのままが聞けると思います。
メタル的には、
圧倒的にスコッットラヴィスのドラムの方が良いに決まってますが、
デイヴ・ホーランドのドラムも最後のツアー、
演奏は一生懸命頑張ってるって感じです。
KKのアーミングも感性のままを吐き出してる感じでいいですね。
バンド全体もまだまだ若く勢いがあってタイトです。
1.RAM IT DOWN
2.HEAVY METAL
3.LOVE ZONE
4.COME AND GET IT
5.HARD AS IRON
6.BLOOD RED SKIES
7.I'M A ROCKER
8.JOHNNY B. GOODE
9.LOVE YOU TO DEATH
10.MONSTERS OF ROCK
前作『TURBO』で最先端のシンセサイズド・ギターを全面的に取り入れ、
「モダンなヘヴィメタル」で新境地を切り開こうとしましたが、
保守的なファンが多かったため、「ジューダス・プリーストらしくない」として
受け入れられませんでした。今聞くと良い作品なんですけどね。
本作では、聞き手との距離を縮めることに重点が置かれ、
歌詞については過去の作品に見られた難解な表現をなくし、
極力ストレートな歌詞になっています。
『HEAVY METAL』、『I'M A ROCKER』、『MONSTERS OF ROCK』などの
楽曲のタイトルからも察するように、
解りやすいものをテーマにしており、
内容は主にバンドとファンとの間の絆について書かれています。
シンセサイザーは依然として大部分に取り入れていますが、
前作よりもエッジを効かせた音作りをしており、
非常に攻撃的な楽曲も収録されています。
『RAM IT DOWN』、『HARD AS IRON』がそれであり、
ロブ・ハルフォードいわくプリースト的なスラッシュメタルの解釈
というこのハードなサウンドは次作『PAINKILLER』への布石となります。
映画の挿入歌が欲しいという映画会社の依頼を受け、
チャック・ベリーの『JOHNNY B. GOODE』をカバー。
アルバム収録曲で商業的に歩み寄ったものはこの曲のみでした。
シングル化して発売されPVも製作されました。
これを一聴して
あの『JOHNNY B. GOODE』だとわかる人は
いないと思いますが、、、
プロデューサーは、トム・アロム。
当時のバンドを取り囲む環境はというと、
依然としてジューダス・プリーストに対するPMRC及び世間の目は厳しく、
バンドのマネージメントをしているスタッフが、
「『RAM IT DOWN』という名前はセックスを連想させて女性軽視に思える」と
進言するまで神経質になっていたということは有名です。
MTVも彼らの抗議を恐れて『JOHNNY B. GOODE』のPVを積極的に流そうとしませんでした。
また、ストレートな歌詞について、
またもやファンから「ジューダス・プリーストらしくない」
とされてしまうという悪循環もあり
バンドを包む空気は不穏なものになっていきます。
ある意味バンドが混迷していた時期と言えるかもしれません。
(※その後ロブ脱退という考えもしなかった自体がおこるので、
その波瀾万丈のバンドの運命はこれからもうねりを見せていく訳ですが、、、)
が、そのフラストレーションが、
起死回生の一撃 名作 『PAINKILLER』を生み出すわけです。
本作リリース後、
デイヴ・ホーランドは個人的理由により、
1989年にバンドを脱退しました。
また、トム・アロムによるプロデュースも本作で最後になります。
なお、偶然にも二人共初めてジューダス・プリーストの
レコーディングに参加したのが『BRITISH STEEL』アルバムだというのは、
何か一つの時代の始まりと終わりを感じさせます。
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